全治3ヶ月の交通事故から見事回復

三輪さんが前屈をすると、体がきれいに二つに折れ曲がる。そのやわらかなこと！
「骨格を理解した上ですれば、誰でもできます（笑）」
三輪さんが自宅でフィジオ・テンダー・トレーニング（以降P・T・T）のスタジオを開いて10年あまり。現在会員は100名以上にものぼる。P・T・Tは名古屋発祥の新しいトレーニングシステムで、独自の理論・施術によって体のくせや骨のゆがみを解消。理想的なポジションに矯正することで、心身の健康を図ることを目的としている。
そもそもP・T・Tと出会ったのは12年ほど前。歩行中に車に跳ねられ、全治3ヶ月の重症を負ったのがきっかけ。体の自由が利かなくなり、退院後もリハビリを重ね、さまざまな治療を試みたが効果は得られず。将来の望みを失いかけていたときに、知人からP・T・Tを紹介された。
「当初は半信半疑でした。でも施術を受けている際は恐ろしく痛かったものの、帰るときには驚くほど体が楽になっていました。これだと思いましたね」
続けるうちに体は徐々に回復。やがて三輪さんはP・T・Tのインストラクターの資格を取り、スタジオを持つまでに。今では「事故は大変でしたが、そのおかげで現在があります」と語る。

お父様から引き継ぎ、オーナーに

賃貸経営を始められたお父様が亡くなられて後、三輪さんが1棟を引き継いだ。
「最初はいやいやでした。というのも父はマンションの管理を専門会社に頼まず、すべて自分でやっていましたので、父が年老いてからは介護をしながら、私が手伝っていたんです。管理の大変さを知っていたので父亡き後は、信頼のおける、LIXILリアルティさんに委託しました」
それから4年。「本当は、アパート経営は苦手」と笑うが、メンテナンスやリフォームなど、常に入居者目線に立った対応で、満室を維持している。

多くの人に健康になってほしくて